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東部地域住民自治協議会
熊野古道大遠足

 昔日の往来に心を寄せ  「曽根次郎、太郎坂コース」

  前日の雨が嘘の様な好天恵まれ、参加者 85 名が「登るぞ!」の意気込みのもと語り部さんを先頭に出発。

  賀田登山口を入るといきなり苔むした石畳の冷えを感じ、音を消した様な杉・檜の緑陰の中を登ること 15 キロ。途中、落石や倒木の斜面や渓に自然の変化を感じながら一歩一歩登り切ったところが甫母峠。程なく木の間から二木島の海を望むベンチがあり足をとめて一息つく……。この辺りからゆるやかな下りでかっこうの森林浴のコースが続く。「アレレー!」前を行く人が一瞬消えたと思ったら急勾配の下り坂、二木島湾がまぶしい。もう終点、二木島である。

  到着して来る人達、一途に歩いて出た汗が格別の美しさに輝いていた。参加した人達と汗して歩きながら様々な感動を共有することができた一日だった。


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