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東部地域住民自治協議会

市民環境セミナー「伊勢湾の海岸漂着物対策について」に参加

                      
122-1 平成31年2月2日(土)、午前10時よりさくらリサイクルセンターで開催された、伊賀市環境保全市民会議主催の環境セミナー「伊勢湾の海岸漂着物対策について」に参加しました。講師は、三重県環境生活部大気・水環境課主幹 柘植さんです。
 四方を山で囲まれた伊賀で住まいする私にとって、海といえば、広くて、大きくて、美しいというイメージがあります。ところが、そんな所にもゴミ問題が大きく影を落としています。
 今回は中部地方、近畿地方の境界の南側にある伊勢湾に焦点をあて、お話を伺いました。
 伊勢湾は木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)、鈴鹿川が流れ込んでいるが、それぞれの川、及び支流流域から排出されたゴミが漂着ゴミとなって、海岸線を犯し、大きな問題となっているとのことで、その中でもマイクロプラスチックの存在が重要視されている。1次マイクロプラスチック(5o以下・はみがき粉等)は塩にまで影響し、又2次マイクロプラスチック(5o以上)は元々は大きな物(レジ袋、ペットボトル等)が劣化して粉々になり、いつまでも形をとどめ、汚染の原因になっている。
 山国の我々にとって海の汚染は直接関係ないと思われがちですが、それぞれの地域に流れる川に不法投棄されたゴミが漂流した先にはこのような事態が起こってくるのです。
 県の水環境課では、シネアド(映画館での啓発放映)やラジオ放送等を通じて、海岸漂着物発生抑制の取組みに力を入れているようです。
 環境保全部会も矢谷川周辺のクリーンウォークを実施しているが、そうした地道な清掃作業の積み重ねと、1人1人がゴミを減らしていこうという意識こそが環境を守る最大のポイントであると改めて認識し、これからも啓発に務めていきたいと感じたセミナーでした。
            
                                                         (早瀬福子)





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