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東部地域住民自治協議会

環境学習会「琵琶湖博物館」見学



 11月11日(金)、午前8時に参加者50人を乗せたバスが国指定史跡「草津本陣」に向けて出発。
 2人のガイドさんに迎えられ、東海道と中山道の分岐点・合流している交通の要衝である「草津宿本陣」を訪れ歴史にふれました。
 関札に書かれた「休」(休憩)、「宿」(食事なし)、「泊」(食事付)の違いの説明を受け、休泊する部屋、湯殿、雪隠などを見学し、江戸の世界へと誘われがら一路「琵琶湖博物館」へ 。                
  開館20周年を迎え今年7月にリニューアルした館内は「湖と人間」をテーマにしA展示室は「琵琶湖のおいたち」、B展示室は「人と琵琶湖の歴史」で、環境学習会としてはC展示室の「湖のいまと私たち」をポイントに置きました。
 昭和30年工場排水・家庭排水による湖の汚れが問題となり、それに含まれる窒素とリンを栄養として植物プランクトンが増加する富栄養化が原因と判明、条例が制定され県民一体となって取り組む中、平成12年の「マザーレイク21計画」(琵琶湖総合保全整備計画)が策定され、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐきっかけになりました。ヨシ原は群落に育つ過程で水域から多量の燐酸や窒素化合物吸収し、年を経ると腐植質を堆積させることにより水の浄化や森林の発達に寄与することも学ぶことができました。水族展示室のトンネル状の水槽は、まさに「水中散歩」で皆さんびっくりです!。各展示室を見学している間に心配された空模様は暑いほどの小春日和に様変わり、バスは「草津市立水生植物公園みずの森」へと向かいました。
 水辺に咲く四季折々の花々を楽しみながらゆったりとした時間を過ごし、水と花の癒しの庭園を後に帰路に着きました。
 改めて水の大切さを学び、少しでもきれいな水を川へ戻さなければとの思いを強くした一日でした。

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