2月15日(土)、午後1時30分からゆめポリスセンター2階で環境保全市民会議主催の環境セミナーに参加しました。
講師は三重県保健環境研究所 吉岡副所長「微小粒子状物質(PM2.5)とは何か?」について、健康への影響や県内・市内の実態を詳しく話をしていただきました。大気中には粒子径が10μm以下の浮遊粒子状物質(SPM)があり、粒子径が2.5μm以下の微小粒子状物質を「PM2.5」と呼びます。話を聞いてまず驚いたのは、PM2.5とは近年中国から発生して飛来した物質を思っていたのですが、以前から大気中に存在している物質だと言う事ことです。髪の毛の1/30と非常に小さく、人の呼吸器系の奥深く侵入し健康に影響を及ぼす可能性のある「厄介者」で、原因は火山灰、土埃、花粉などの自然現象によるもの、また自動車特にディーゼル車の排ガス、重油や石炭など燃料の燃焼に伴う汚染物質などが発生源のようです。
日本のPM2.5の「環境基準」は平成21年に制定されましたが、北京での高濃度大気汚染が継続的に発生したことで、平成25年に「注意喚起のための暫定指針」が示されました。ちなみに北京汚染による県内(四日市他)、市内(緑ヶ丘中学校測定局)での測定値では顕著な影響は見られなかったとのことでホッとしていますが、少しでも「PM2.5]の発生を抑制するためにエコ運転に心がけ、いつまでも美味しい空気を吸っていたいものです。(西口)
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