11月6日(木)、午前8時に参加者40名がバスで東近江市に向けて東部地区市民センターを出発。
今年の環境学習会は水辺の集落伊庭と近江商人のふる里五個荘の見学です。伊庭は湖東平野に残る水郷集落の一つで、伊庭城址を中心に瓜生川から引かれた水路が町を縦横に巡り今も豊かで美しい水が流れ、水路には鯉が飼われているほか、小魚や昆虫などさまざまな生き物の姿を見ることができます。また、各家には「川戸(カワト)」と呼ばれる川へと通じる石段があり、食事の支度や洗濯など日常生活と密接に結びついていて水とのかかわりは今も息づいているように感じました。
能登川水車資料館では、「伊庭内湖の自然を守る会」の長谷川会長から「里海」を守るために今取り組んでいる年6回の清掃活動とヨシ刈作業をこれからも続けていくとの話を聞き、自然を守る意気込みが伝わって来ました。
昼食後、五個荘へ向かい大阪商人、伊勢商人と並んで日本三大商人の一つである近江商人の屋敷めぐりです。「鯉通り」や「舟板堀」の風景を楽しみながら、外村宇兵衛邸、外村繁邸、中江準五郎邸と見学し、近江商人の精神「三方よし!」(売り手よし、買い手よし、世間よし)は、現在の企業でも必要な経営理念ではないかと思ったのは私だけでしょうか?。
切っても切れない深い水との関わり合いに、自然と人間の共生の大切さを感じながら帰路に着きました。
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