8月21日(水)、午後7:30より東部公民館2階ホールにおいて、ひまわりディセンター「ふっくりあ」統括責任者の奥西利恵さんを講師に「『福祉』という言葉を『暮らし』という言葉に置き換えて・・」という演題でお話しをしていただきました。たいへん蒸し暑い夜でしたが約50名の参加者は、奥西さんの明るい口調と笑顔、また不屈な精神と前向きな生き方に関心させられながら最後まで熱心に耳を傾けていました。
「大学を出て勤め始めた頃、障がいのある姉妹と一緒に寝た布団の中で、一晩中母親恋しさに泣き明かす幼児の心、姿に触れたことがいまだに鮮明に残っており、これが私の今の原動力になっています」。大人になったときに何とか自分の力で、自分の手で、足で働ける居場所を作ってやりたいという一心でここまでやってきましたが、節目、節目でいろんな方から助けられここまで続けてこれました。こうして周りの人、地域の人たちとの深いご理解のもと、私と2〜3人のスタッフで始めたこの作業所も今では5つの施設を100人のスタッフで運営出来るようになりました。今後の課題として最も力を入れていきたいことは「障がいのある人の老齢化に向けて、それを受け入れてくれる施設を作っていきたいと思っています」と強い抱負を語られてお話を結ばれました。
周りの大人や、地域の人たち等からの色々な偏見や、差別を受けながらも、それを前向きに捉え、一つひとつ階段を上っていかれる姿にあらためて感動しました。本当にありがとうございます。