9月12日(土)、福井健二氏(伊賀産業協会専務理事)を講師にお招きし 教育文化スポーツ部会主催「築城の名手 藤堂高虎」の講演会を開催しました。(参加者25名)
「伊賀国主の藤堂高虎の人物についてもっと詳しく知りたい」「大名になるまでの功績を知りたい」等のご意見があり、今回は『高虎像』についてご講演いただきました。高虎は、司馬遼太郎の小説や随筆などで幾度も主人を替えているところから・・・ゴマすり上手、寝返り上手のイメージが定着して随分損をしています。本来は、時を見極める目、頭のよさ、人情深く、義理堅く誠実で戦場での手柄も多く秀長、秀吉、家康に仕え信頼厚い働きをしています。
特に江戸、篠山、丹波亀山、二条、大阪など数多く城の縄張りをし、この伊賀上野城は大阪との戦で重要な拠点にあったので、高虎は築城術を駆使して日本一といわれる高石垣の城を築いたのです。また、日光廟を造営したりして32万3千954石の大大名となりました。
高虎のエピソード(出生の白餅・江戸の設計・和子の入内)を交えながらの
1時間半、和やかな口調での講演に聞いている皆さんからは質問の時間を設けなくても自ら手を挙げ質問される方が多く本当に熱心に聴いていただきました。
最後に帰り際「いい勉強になった。早く大河ドラマになればいいのに」「福井先生はよく勉強されているのに驚いた。詳しいことまで調べられていることに感心した」等々の感想をいただきました。福井先生本当にありがとうございました。
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