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東部地域住民自治協議会

         講演会「組みひもに賭けた女の物語」

 7月1日(土)午後1時30分から伊賀の文化風土記「組みひもに賭けた女の物語」の演題を基に、伊賀文化産業協会専務理事の福田和幸さんの講演会を開催しました。受講者53名はとても熱心に最後まで興味深げに聴き入りました。
 伊賀から輩出した二人の女流作家、岸 宏子氏と北泉優子氏のそれぞれの主な作品に出てくる中心的存在の二人の女性を対比しながら、二作品の描く「伊賀上野」の町の情景や登場人物の女性、そして二作品の共通点となる内職の組ひも・町屋・天神祭等の描写を基に説明を受けました。

 「ある開花」「忍ぶ糸」の二作品は共に映画化、舞台化、テレビ放映等で全国に知られるようになったことや、伊賀市の街中でロケ化されたことなどもあってとても親しみやすく、また懐かしさを憶えながら聴き入りました。この二作品のヒロインを「組みひも」を通して対照的にとらえた見方、考え方も教わり、新たに伊賀という町、人等を深く認識する機会となりました。
 岸 宏子作「ある開花」の主人公なつ枝は外に向かう強さを持っているが、内面のもろさ、弱さのある女性として描かれ、一方北泉優子作「忍ぶ糸」の主人公の千賀は不可避の宿命、運命を受容しながら耐えて通す力強い女性がモチーフとなっていることを改めて認識することができました。
              
 最後に講演者の福田先生から「どちらが自分に合ってあっていますか?」と問いかけがありましたが、なかなか積極的に手が上がることは少なかったように感じられました。心の奥では参加者の方々はきっとそれぞれにどちらかに惹かれる思いを持って帰られたことでしょう。
 数人の方からこの講演を聞いての感想をお聞きしました。

★先ず懐かしい気持ちでこの講演を聞いた。自分の家の近くでロケがあった ことが昨日のことのように思い出される。
★二つの作品を対比しながらの講演がとても勉強になった。大変興味深く聞 くことができました。
★二人の女性の生き方を通して伊賀の女性の代表的な存在のような気がし た。伊賀からこんな有名な作品が生まれたことが、また二人の有名な作家 がいることを改めて誇りに思いました。
★伊賀の風土・産業がもととなってこのような作品が生まれたことがとても誇 りに思います。


 
 

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