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東部地域住民自治協議会

     講 演 会
 「上野天神祭のダンジリ行事ー歴史とユネスコ遺産登録」

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 伊賀市文化財保護審議会委員 増田 雄さんをお招きして、去る8月4日(日)午後1時30分より東部公民館3階ホールで上記の演題でご講演をいただきました。
 まず、上野天神祭の概要として、平成14年2月12日に国重要無形民俗文化財
に指定され、更に2017年(平成29年)ユネスコ無形文化遺産に登録された大変価値ある文化遺産であることを話されました。
 上野天神祭は、・神輿の行列(天満宮の神輿・九社宮神輿)・供奉行列(鬼行列・樓車)があり、それぞれの町が特色ある出し物・練物を保存し、それを大切に取り扱い、町の誇りとして、現在に受け継がれていることがよく分かりました。

 この上野天神祭の特色として、1.印をもつこと、2.鬼行列とよぶ仮装の渡物を伝えること、3.印と鬼行列、印と樓車とが対になっていること、4.京都祇園祭りの鉢形態を取り入れた樓車がみられることの4点があげられるが、口雑す樓車と鬼行列がそれぞれ一対となっているところに最大の特色があり、きわめて高い資料的価値をも秘めているということです。
 樓車を持つ町、鬼行列を出す町のそれぞれの町のみなさんの日常からの並々ならぬご尽力、ご努力に敬意と感謝を表したいと思います。

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