1月20日(火)、甲賀市「希望ケ丘地区安全安心まちづくり協議会」の視察に、防災防犯交通安全部会員・自治会長・事務局等20名が訪れました。
まず始めに、防災防犯交通安全部会員の福田氏から東部地域住民自治協議会の活動内容について報告、つづいて 「希望ケ丘地区安全安心まちづくり協議会」大松会長から構成人数、活動地域の環境、活動の契機、立ち上げまでの苦労や解決方法・活動内容およびその効果について説明を受けました。
「希望ケ丘地区安全安心まちづくり協議会」は2003年11月から活動を開始。活動の契機は、全国で起こっている事件をきっかけに住民の防犯に対する危機意識が高まり、地域安全は地域住民で守っていくという機運が高まった事や、滋賀県の「なくそう犯罪、滋賀県安全まちづくり条例」にともなう補助金等を活用して設立されました。
立ち上げには、地域住民の理解・協力を得ることから始まり、活動メンバー集め、備品の購入資金、活動場所・活動拠点を確保することに苦労をしたが、自治会長等の協力を得て地域内に活動拠点の場所を確保することができ、県および町の補助金で備品の購入をすることができました。
団地内に小学校が1校あり、登校時には保護者が立番し下校時には自警団の会員が立番、夜間には週2回青色回転灯をつけた車でパトロールをする活動を通じ、地域の中で大人・子どもがお互い顔見知りになり、大人と子どもが挨拶をしあったり声かけをするようになった結果、不審者など地域で子どもが犯罪に巻き込まれる件数も減少し、子どもの健全育成に効果があらわれたこと、さらに交通面の安全が図られ、会員・住民同士の親睦が深まり、地域で空き巣が減少するなど治安がよくなり防犯以外の地域活動も活発になったと話されました。
大松会長の話を聴き、取り組み方の工夫などについてもいろいろ試行され、スケジュールを強制するのではなく、会員の負担にならないように会員自ら進んで活動できる雰囲気を作るなど勉強になる所が沢山ありました
。我々のこれからの活動においても、人材の積極的な発掘やきめ細かな活動をすることにより、より地域住民との関係が親密になり、「安全」「安心」で快適な地域にしていくことが可能になるのではないかと改めて感じました。