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東部地域住民自治協議会
「大阪市立阿倍野防災センター」視察研修


 2月5日(日)、「大阪市立阿倍野防災センター」を防災防犯交通安全部会員と各自治会の自主防災員が視察、防災に対する知識と技術を学習しました
 ガイドさんに
最初に誘導されたのは「バーチャル地震コーナー」で大地震の状況を映し出す大画面と座席が連動し、視覚と全身に伝わる振動によって迫力ある大地震の状況をリアルに体感しました。次に震災後のキッチン、リビングを再現した「火災発生防止コーナー」に移動し、二次災害(火災)の発生の危険性があるものを見つけ出して防ぐ、つまり電気やガスを止めるなどの作業を行い危険個所を知ることができます。 隣室のドアを開けると「煙中コーナー」が待ち受けており、視界が遮られる怖さを体験できます。煙コーナーを抜けると倒壊した町をリアルに再現したセットで、落ちかけた看板や切れた電線など崩れた建物の中に潜む危険を学ぶことができます。
 隣家に入るとそこは「初期消火コーナー」の設定で、厨房で発生した火災の火元に消火器を向けて消火活動を行いました。消火器の使用方法を学ぶものですが、東部の防災訓練で体験済みではあります。
 再度街へ出ると「119番通報コーナー」があり、そこで公衆電話等から119番に通報するシミュレーションを行い、119番通報ボタンを押せば無料で通報できることを学びます。
 続いて出火している家屋を可搬式ポンプを操作して消火、住民が協力して消火に当たることや日頃から可搬式ポンプの設置個所を把握しておくこととその操作方法を学んでおくことの大切さを知りました。
 次に、別の隣家に設定された「救出コーナー」では転倒した家具の下敷きになった人を救出、家具を持ち上げる人、声掛け励ましをする人、頭、首を支え引っ張り出す人が一致協力して活動することや家具の固定の大切さを学びます。また「応急処置コーナー」では、身の回りにあるものを工夫活用して応急処置の仕方を、二人一組でネクタイやタオルなどを使って止血や骨折の処置方法を学びました。
 最後の「震度7地震体験コーナー」では、過去の観測データに基づいた8つの地震の揺れを体験、私たちは兵庫県南部地震とM8.4と想定されている南海地震を体験しました。前方に映し出されるモニターで地震波の様子を確認しながら、バーにつかまって体験します。しっかり握っていても転びそうになる大きな揺れもありました。揺れが一瞬収まりそうになり油断した時の突き上げるような恐ろしさを感じる
不気味な揺れを実感しました。このコーナーでは地震の危険を予測することができました。 以上で体験学習を無事終了し、その証として「終了証」をいただきました。
 今回の見学学習で、震度7はどれほどの揺れなのか、街はどのように変わってしまうのか、バーチャルなシミュレーションで身をもってその恐ろしさを体感、また災害時に不可欠な防災知識や行動を学べる体験をしました。
 この見学が意義あるものとなるように、今後の日頃の生活の中で、また東部自治協の防災活動の中で活かしていきたいと思います。


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