10月28日(土)、台風22号の影響もあって、あいにくの雨模様の中、会場を多目的広場から伊賀市民体育館に変更し、「第10回東部地域住民自治協議会防災訓練」を実施しました。新しくなった東部地区市民センターへの移転後、隣接する市施設における初めての防災訓練となりました。
16町の自治会から約380名が参加、今年は緑ケ丘(本町、中町、東町、南町第2)の4自治会と田端町自治会の合わせて5自治会が一時避難所から防災訓練会場まで避難する避難誘導訓練を行いました。
この防災訓練は伊賀地域を震源とする直下型の強い地震が発生したとの想定で訓練を行い、午前の部は参加者が4つの班に分かれて、中消防署の全面的協力のもとで煙道体験、消火器、救出訓練、救護訓練を行い、午後の部では、地震体験車で、近い将来に発生が予想される東南海地震の震度等を想定した強い揺れを体感して地震の恐ろしさを身をもって感じました。
今年度の防災訓練は、地震発生直後に最も重要とされる身の安全確保に主眼を置いて、初期消火や隣近所の救出・救護訓練を実施しました。
災害が発生した時には、市役所、消防署等が対応にあたりますが、大規模な災害になれば行政機関(公助)だけでは限界があります。そのような場合は、地域の人が助け合う(共助)の力が被害を最小限にする重要な力となります。繰り返し防災訓練を行うことで一人でも多くの人が必要な知識や技術を習得し、地域の防災力を高めることが、いざという時の大切な備えとなります。