12月19日(火)、午後2時から東部公民館3階ホールにおいて、防災防犯交通安全部会主催で、主に高齢者を対象とする「防犯&交通安全」講習会を開催、22名が参加しました。
講習会は昨年度と同様、伊賀市市民生活課所管の出前講座として実施しました。講座は1部が「消費生活の部」、2部が「交通安全の部」の2部構成で行われました。
1部は、伊賀市市民生活課消費生活相談員の梶山さんと横山さんから、被害者統計で、被害者の9割以上が65歳以上の高齢者であるとの実態が紹介された後、高齢者の被害実例をもとに作成された「悪徳商法の手口の紹介」と題したビデオを観賞し、悪徳商法の手口の解説とだまされないための心構えや対処法などの講義を受けました。
中でも有効な対処法として、消費生活で何か「困ったな」「おかしいな」と思ったら、一人で判断せず、周りの人に相談するか、消費者生活相談センター「188」へ電話で相談してほしいと話されました。
2部は、伊賀警察署交通課小川係長から、冒頭で交通事故者にアンケート調査を行っているが、事故を起こした大半の者は、交通安全講習会に「参加したことがない」との回答であるとの実情に触れ、内容は重複することが多くとも交通安全講習会に参加し交通ルールを繰り返し聞くことの大切さを話されました。
続いて、平成29年の交通事故死亡者数が、昨日までで三重県内で83人、うち65歳以上の高齢者が36人、伊賀市(青山地区を除く)では6人で、うち3人が高齢者で、いずれも50%近くが高齢者が占めており、その中でも歩行者がその多くを占めていると報告されました。
そういった実態を踏まえ、
歩行者が「交通事故から身を守る」ためには、夜間は運転者から見えにくいため反射材の着用を、道路横断する時は高齢者は身体機能が衰えていることや視界・速度等の判断が遅れるので十分なゆとりをもって行動するよう教わりました。