3月9日(土)、「東大阪市消防局防災学習センター」に防災防犯交通安全部会員と各自治会の自主防災員20名が視察研修に行ってきました。
「東大阪市消防局防災学習センター」は巨大地震などの各種災害に対応するため防災に関する学習・体験をする施設です。
施設案内係員の誘導にしたがって、
「3Dシアターによる防災講座」、
「一般家庭のダイニングを模したセットで被災時の初期行動のチェック」、
「煙の充満した迷路様の室内からの脱出」、
「火災の映像に向かっての消火器使用訓練」、
「地震直後の町の危険個所の学習」、
「最大震度7の地震の揺れの体験」
に取り組みました。
特に、「煙の充満した室内からの脱出」は無害のスモークとはいえ、臭いが付けられ、真っ暗で結構焦ります。係員から、これまでは姿勢を低くして、ハンカチ等で口を押え、壁伝いに逃げることを指導してきたが、最近はハンカチ等の代わりに頭にビニール袋を被ることを勧めていると教わりました。また、災害時の避難行動原則として「おはしもの約束」を避難訓練で活用されるよう勧められました。
最後に、消防本部指令センターを案内され、最新の通信技術を導入して更新されたシステムを運用して、市民生活の安全を確保している様子を見学しました。
こうした施設を時々訪問し、意識を常に更新することは大変重要であると感じました。危険を回避しつつ安全に避難や救護ができるよう防災訓練などにその内容を組み込んでいくことが重要であるとの思いを新たにし視察を終えました。
※「おはしも」とは、「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない」の頭文字で、阪神淡路震災以降、消防庁による教育安全指導のガイドラインに紹介され、主に児童の避難行動に活用されているようです。