「洛北人権ゆかりの地」視察研修 |
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2月25日(金)、人権啓発部会と東部地区人権草の根運動推進会議では「洛北人権ゆかりの地めぐり」の視察研修を行い、20名が参加しました。 コースは平安神宮の南にある「全国水平社創立の地」を見学、ここは1922年に岡崎公会堂に全国の被差別部落から三千人が集まり全国水平社の創立大会が開かれた地で、水平社創立60周年を記念し碑が建立されたものです。次に朝鮮半島の美術工芸品を展示する「高麗美術館」を訪れ学芸員さんの説明を聞き、朝鮮の長い歴史や文化民衆の生活を実感することができました。 昼食後、人権ボランティアさんの案内で金閣寺を見学しました。室町幕府将軍足利義満が中国や朝鮮外交の使者をもてなす場所として利用し、貿易等の交流が盛んになったそうです。最後に「ツラッティ千本(京都市楽只隣保館資料展示室)」を案内していいただきました。千本地域では長年にわたって住民の手による同和問題解決への取り組みがなされ、地域内にとどまらずまちづくり集会という形で広範な市民ぐるみの取り組みとして展開されてきたそうです。「人と人、人とまちをつなぐ」活動や地域の歴史などが展示されていました。 参加者からは、二枚の石板が左右対称に平行に建てられた「水平社創立の地」の碑を見て水平の言葉が持つ意味を理解し、同時に人が作ったものなら、人の手で改めなければと強く感じ、「いつの時も相手の立場を尊重できる人に成長しなければ」と帰路につきました。 今回の研修を通して同和問題やあらゆる差別の問題を考え人権尊重の輪を広げていければと感じます。 |
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