1月16日(火)、午後2時より東部公民館3階ホールにおいて人権啓発地区別懇談会学習会を人権政策・男女共同参画課の上島課長と西村氏を講師に招いて、「東部人権草の根運動推進会議」と「東部地域住民自治協議会人権啓発部会」の共催で実施しました。
この地区別懇談会学習会は自治会単位で地区別懇談会が開催されることをめざして、東部地区や自治会でまちづくりのリーダー的役割を担っている方を対象(16名参加)にその事前研修会として位置付けし開催しました。
学習会開催にあたり、上島課長から「伊賀市の差別事件の現状報告と差別用語が攻撃の言葉として使われることによって、誰かが傷ついているということをもう一度振り返ってお互いがお互いを尊重する社会を築いてほしい。」と挨拶がありました。
次いで、「わっかカフェへようこそ」と題するビデオを鑑賞し、その後4グループに分かれて、ビデオで取り上げられた「インタ^ネットによる人権侵害」、「高齢者の人権」、「外国人の人権」について意見交流を行いました。
最後に、西村氏からビデオのテーマのまとめとして
「インターネットによる人権侵害」ではSNSの利用に際し、写真の映り込みや文字のやり取り等で思いがけないところから個人情報がもれ悪用されたり、文字などのやり取りで人を傷つけるトラブルに発展する恐れがあることから、インターネットのルールを身に付けてから使うこと。
「高齢者の人権」では介護している方が心身の疲労から父母等の人権を傷つけてしまうことから人権を守るためには、介護の責任を家族のみに負わせるのではなく、社会や地域の支援が重要であること。
「外国人の人権」では外国人=トラブルメーカーと決めつけたりせず、慣れない土地でしかも言葉も生活習慣も違うことに不安を感じていることを理解し、偏見を持たずまずは知り合いになってみること、違いを認め合い、コミュニケーションを深めていくこと。
が大切であると話されました。
いずれも日頃から身近に接しているテーマでもあり、和やかな雰囲気の中で懇談会が進められ、改めて人権の大切さについて考えさせられる機会となりました。
この学習会に参加した方が中心となって、今後各自治会での地区別懇談会が開催され、「一人一人の人権が尊重される」心のふれあうまちづくりに繋がっていくことが期待されます。
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