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東部地域住民自治協議会

 人権啓発地区懇談会学習会を開催

41-1 1月24日(木)午後2時より東部公民館3階ホールにおいて人権啓発地区懇談会学習会を人権政策課の上島課長と西村氏をファシリテーターに迎え、「東部人権草の根運動推進会議」と「東部地域住民自治協議会人権啓発部会」の共催で実施しました。
 この地区懇談会学習会は東部地区や自治会でまちづくりのリーダー的役割を担っている方30名が参加して行われました。
 学習会は、最初にDVD「人権を行動する〜その時あなたはどうしますか」を視聴し、その後4グループに分かれて、ビデオで取り上げられた「セクシャルハラスメント」、「個人情報の保護」、「部落差別」について意見交換を行いました。
 今回のテーマは、
  セクシャルハラスメントでは、上司から1人前の仕事を任せられず、職場の飾り物として扱われるという、いわゆるセクハラを受けている女性からセクハラを止めるよう上司に言ってほしいと相談を受けた同僚が人権尊重のために行動するのか、逃げるのか。
 個人情報の保護では、部下が節約のため、個人情報が記載されたコピー用紙の裏面を会議資料に使用しようとしていることに気づいた上司が個人情報の保護に行動するのか、黙認するのか。
 部落差別では、同和地区出身者との結婚を家族から反対されている同僚からの相談を受けたとき当人同士の問題として人権のために行動するのか、逃げるのか。
 いずれも、人権侵害の現場にいて、人権侵害に気づきながら、自分の立場を守るために安全な場所に逃れるのか、人権のために行動するか、の分岐点で、自分ならばどのように行動するのかを考えるという設定です。

 約30分間意見交換の後、グループ代表者からそれぞれのグループで話し合われた意見発表が行われました。
 セクハラでは人権侵害の境目の判断の難しさが、その他すべての事例に共通しては、人権侵害に気づいたときに行動することの大切さは理解できても、行動に移すことには躊躇するといったことについても率直な意見交換の様子が発表されました。
 次に、上島課長から、「人権は遠いものではなく身近な問題、コミュニケーションをとって気づき、分岐点にさしかかったときには人権のために行動してほしい。人権は楽しく生活できるために語っていくものです。」と話された後、市の発行したパンフレットをもとに、子どもたちが言葉で人を傷つけてしまっている実態や身元調査は基本的人権の侵害につながることであり、「しない、させない、許さない」というルールを築き、差別をなくし、全ての人の人権を守るために取り組みを進めてほしいと挨拶されました。
 最後に、司会者から今日ご参加された皆様方のお力でこの地区懇談会が各自治会の開催に広げていくことに期待する言葉を述べて学習会を閉じました。




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