醒井湧水めぐり・梅花藻の観察「環境学習会」

生憎の雨となった11月10日(金)午前7時45分、参加者42名を乗せたバスは一路、米原市醒ヶ

井駅に向け出発。3グループに分かれボランティアガイドさんの説明を聞きながら、中山道六十一番目

の醒井宿に足を運びます。「醒井7湧水」の居醒の清水、西行水、十王水、を案内され、特に居醒の

清水は過去に「名水百選第1位」にも選ばれ、地蔵川の源流となっています。醒井宿は小さな宿場町で

すが、豊富な湧水に旅人の休息地として賑わっていたようです。その地蔵川に咲く梅花藻は水温が13~

14度の清流にしか育たない水中花で、まさに貴重な「湧水の妖精」です。梅の花に似た1.5~2センチ

の白い小さな花を咲かせ、5月末~9月末に見ることができます。それがなんと、この日に見ることが

できて皆さん大喜びです!ちなみに花言葉が「幸せになります!」と聞いて、思わずにっこり。

さらにもう一つ大事なポイントが「川戸」です。食器などを洗ったり、野菜、果物を冷やしたりする

場で、各戸毎に設けられ宿場の人々の生活に溶け込んでいた様子がうかがえます。

風情ある町並みが今も残る醒井宿を後にして、バスは「黒壁スクエア」へ向かいます。心配された雨も

小雨で暖かく、「見る、買う、食べる、遊ぶ」が網羅されたエリアを楽しんでくれていました。

先人の知恵と水の大切さを改めて学んだ一日でした。ご参加いただいた皆さん本当にありがとうござい

ました。