人権啓発地区懇談会学習会を開催
2月20日(木)午後2時より東部公民館3階ホールにおいて人権啓発地区懇談会学習会を「東部地区
人権草の根運動推進会議」と「東部地域住民自治協議会人権啓発部会」の共催で実施しました。
この地区懇談会学習会は各自治会単位での学習会の開催をめざし、そのノウハウを取得することを
目的として推進役を担っていただく方28名が参加して行われました。
学習会は、人権政策課の上島課長と西村係長をファシリテーターに迎え、最初にDVD「児童虐待と
子供の人権」を視聴し、その後4グループに分かれて、ビデオで取り上げられた「子どもの人権」や
事前に配布された“話し合いシート”に記載された「目の前で子どもが叩かれました。あなたなら、
この後どうしますか?」及び「伊賀市の児童虐待の実態を見て、気付いたこと、思ったことを話し
合いましょう。」をテーマに意見交換を行いました。約30分間意見交換の後、グループ代表者から
それぞれのグループで話し合われた意見発表が行われました。
目の前で子どもが叩かれる場面に遭遇したときの対応については、「事情を聴いて治める。」
「親子と思われる場合など、注意するのは難しい。」「児童相談所や警察に通報する。」などの
意見が、また児童虐待から子どもを守ることに関しては地域の見守りが大切では、など率直な
意見交換の様子が発表されました。
これを受けて、上島課長から、討議のまとめと伊賀市の児童虐待の実態、虐待防止パンフレットの
紹介がありました。児童虐待の実態では、通告件数が年々増加傾向にあり平成30年度では
202件に達している現状が報告され、虐待防止パンフレットの紹介では討議のまとめを重ねて、
「児童虐待と思ったら」すぐに「児童相談所」や「伊賀警察署」又は「伊賀市こども未来課」へ
通報することが大切であり、子供を虐待から守るために、早期発見、通告にご理解、
ご協力をお願いしたいと挨拶されました。
最後に、西村係長から今日ご参加された皆様方のお力でこの地区懇談会が各自治会の開催に
広げていくことに期待する言葉を述べて学習会を閉じました。