人権フィールドワーク「京都岡崎コース」

前日までの寒さが噓のような春日和に恵まれた3月14日(土)午前8時、人権啓発視察研修(京都岡

崎)に向け、参加者21名を乗せたバスが東部地区市民センターを出発。今日はどのようなお話が伺え

るのか。どのような歴史に触れられるのか。わくわく感でバス内もよりボルテージが上がっているよう

でした。当日の案内役は人権団体『穀雨企画室』渡辺毅氏。京都で観光を楽しみながら人権について学

ぶ新たなスタイルの人権フィールドワークの提案者で、人権のスペシャリストです。9つのコースがある

中で、今回は「京都岡崎コース」を案内して頂きました。なぜ岡崎か?1922年(大正11年)3月

3日、京都市岡崎公会堂で全国水平社大会が開かれ「人の世に熱あれ 人間に光ああれ」の水平社宣言

が産声をあげた地だからです。原点からスタート。その地から歴史を紐解きながら、平安神宮→無鄰菴

(山懸有朋の別邸で、日露戦争を招くに至った首脳会議をした場所)→琵琶湖疏水記念館(琵琶湖から

水を引いた疏水事業は京都の活性化に大きく寄与した)→南禅寺(疏水効果により南禅寺周辺の土地は

潤い富裕層の別荘なども多く建てられ高級住宅街となった)岡崎の街を歩くと趣きのある荘厳な歴史を

感じるが、それとは裏腹にその場所からわずかな距離のところに「同和地区」が隣接しており、189

0年以降更なる差別の様相を呈したとのことで、光と影の歴史をも垣間見ることが出来ました。「差別」

という文字が、この世から消え、すべての人が平等に平和に暮らせることを心から願わずにはいられま

せんでした。