『伊賀市市街地史跡めぐり』開催

 

 

 

 

11月15日(日)教育文化スポーツ部会主催で伊賀市市街地の史跡めぐりを実施しました。

午後1時30分、参加者18名は3班に分かれ、ソーシャルディスタンスを確保しながら語り部さん

(3名)の案内で、上野公園入口を出発しました。

最初に俳聖殿を見学。俳聖殿は川崎克氏の着想のもとに建築家伊東忠太氏が設計し、外観は芭蕉さんの

旅姿を模して、下層八角平面、上層円形平面で上層の屋根は笠、下部は頭、下部のひさしは蓑と衣姿、

堂は脚部、回廊の柱は杖と脚を表したもので、芭蕉翁の生誕300年を記念して1942年に建設されたとの

説明を受けました。

視線の先には、俳聖殿の門の葦の屋根に生えた苔と鮮やかに紅葉したもみじ、そのコントラストに大変

感動しました。

次に、日本で二番目に高い石垣。一番高いのは豊臣の大坂城の上に造られた5m程高い徳川大坂城の石垣

とのこと。しかし石垣の段数は日本一だそうで、そのことをもっと宣伝すべきと語り部さんは説明に

力が入る。

その後、上野高校の第2グラウンドの横を歩き崇広堂へ。崇広堂は10代目の藩主藤堂高兌は藩校として

建てたもので上杉鷹山の筆の扁額が掲げられている。現在では残存する数少ない貴重な建物だそうです。

その後、元上野警察署庁舎の北泉家住宅主屋から成瀬平馬家長屋門へと訪ね、午後3時に上野市駅前の

芭蕉翁銅像の前で解散しました。

見慣れた市街地の史跡を巡り歩き、旧きに思いを馳せた意義ある一日となりました。